新宿2丁目の交差点の脇にある
大きな3本のクスノキ。
幹の太さから考えるとかなりな樹齢です。
ここは私がよく通りがかるところ。
この木たち、新緑のシーズンには
目にも鮮やかな葉を付け、
夏の暑い時期には涼し気な木陰を作り、
界隈ではちょっとしたオアシスでした。
地図で見ても、こんなに立派。
ちょうど新宿御苑へのアプローチ的な場所なので
まわりの環境ともしっくりとマッチしていました。
12月に入り、
近々この3本を伐採するという告知看板が出ていて
気にしていたのですが、とうとう。
これらは12月22日午前中の写真です。
おそらくこの日の早朝に倒したばかりの切り株。
真新しい断面を見て、気持ちが塞ぎました。
この看板の内容で
環状第5の1号線、明治通りのバイパスの
道路整備が進んでいることを知りました。
ここには今後の計画だけが告知されていましたが
ちょこっと調べてみたら・・・
当初の計画が決まったのは今から約70年前。
希少な樹木の群落がある新宿御苑の敷地が
道路が掛かる計画となっていたバイパス計画は
開通することなく長らく止まったままになっていたのが
2020年の東京五輪を前に
どんどん進んでいる、そんな状況らしいです・・・。
そして先日の銀座通り。
こんな檻のような
無粋な囲いが点々としていました。
この中には2020年の東京オリンピックに向けて
近々植樹がなされる予定だそうです。
大きな囲いなので、さぞや立派な樹木が
大通りを飾るんでしょうね・・。
東京の景色が変わる。
そんなメモリアルに立ち会うことに
ちょっと複雑な気分です。