先日学生時代の同級生から
突然メッセージがありました。
何年かに一度、同窓会で会うくらい。
そんなに親しい訳でもなく
「訃報かなにかかしら?」と驚いたんですが・・。
「村上開新堂のクッキーを買ったことがあるか?」
という問いでした。
あぁ、そういうことか・・。
明治期創業の村上開新堂は、
日本でもっとも古い洋菓子店のひとつ。
各国の来賓を洋菓子でもてなすため、
国からじきじきに洋菓子作りの技術習得を命じられた
初代当主・村上光保氏によって創業されました。
ここのクッキーは完全紹介制、
それもこのお店の顧客からの連絡を受けて
はじめて「ご紹介」となり、登録して購入予約できるシステム。
私は何回か仕事上のお付き合いのある方に
季節のご挨拶でいただいたことがあります。
素材の良さが感じられ、それぞれの風味も良く、
品格のあるクッキーです。
まるで宝石箱のようで心が満たされます。
この写真は2年くらい前にいただいたときに
数年ぶりのご対面に
あまりにうれしくって記念撮影したもの。
包装紙
開けるとこんな紅白水引風のリボンがかかった缶
これは小さめなサイズ、たぶん9800円くらい。
自分で買って食べるようなお品ではないのですが
お遣い物にいいかな?とは思ったこともあります。
でもお仕事がらみでの頂き物、
ご紹介いただくのはためらわれて、今に至ります。
質問してきた同級生は
このクッキーのうわさを聞いて興味を持っちゃったようで、
すでに何人かに問いかけするも、
顧客になってる人は誰もいなかったようでした。
先ほど私も「顧客じゃないから」と返信しましたが
今頃紹介してくれる人を
必死に探してるかと思われます。
こういうのが「噂は噂を呼び」というのでしょうか。