教科の10時間の受講も終わり、
仮免検定前の「効果測定」という模試を
合格点数に達するまで
PC室でひとりでしなければなりません。
そんなにややこしい操作ではないし
私、PCはけっこう好きなので
全然苦にならないけど、
同年代の50代女性を思い浮かべると・・・。
ストレスになる人もいるだろう、などと
どうでもよいことを思いつつ、
教科のほうは心配なくスルー。
覚えるべきことはかずかずあるけど
暗記は得意。そして運動はダメ。
そんな私も坂道発進、
踏切の走り方などを終え、
いよいよ仮免検定を受験できるかどうかの
「見きわめ」という12時間目。
・・・補講を2時間やったので
実質14時間目。
出てきました!あの課長さんの登場です!
おそらく年配で、いろいろ危なっかしい私は
技能講習での要チェック人物になっていたのかと。
今までに習ったことを
ひとつひとつこなしていき
S字もクランクもなんとかクリア。
そして最後に一言いただきました。
「〇〇さん、
全体にもたもたしてる感じなんですよ。
いろんなことが遅いんです。
ハンドルに気をとられてるのも
気になります。
もう一度、やってもらいますね」
「はい、私は急ぎませんので、
きちんと身につくまでお願いします」
ごもっともです。
2時間超過したとはいえ
自分でも基本的な注意点など
なんだかわかっていないうちに
14時間が過ぎていってしまった、
そんな感覚でしたから。
それでも、その次の1時間で
見きわめに合格。
いよいよ仮免試験です。
仮免試験の予約して
イメトレに励むこと数日。
教習所が昼休みになっている12:05から
技能検定開始です。
私は10代の若者たちと
3人でセットにされて
コースの中ほどにある建物へ。
1台の車に3人プラス検定員が
乗って検定開始。
私は超緊張モード。
まわりの若者たちもみんなそんなです。
1番目の男の子は
そつなくこなしている感じ。
そして2番目の私、
苦手なS字、クランクもクリア。
曲がり角がちょっとふくらんだかなぁ。
さあ、この角を曲がったら終わり・・。
とそのとき、急に停車。
え??何が起こったんだ??
「今、気付きましたよね」と検定員。
「・・・・?」
「後輪が乗り上げちゃったの、
気付きませんでしたか?」
即、終了でした。
あのときの脱力感は今でも忘れられません。
そのあとすぐに受付に行くように言われ、直行すると。
担当してくれた検定員さんが
「予約でいっぱいだったんですが、
何とか次の時間を確保しましたから」
仮免落ちると
1時間補講しないといけないんだとか。
もちろん、受けました。
緊張もなく、緩んでる私。
そのときのインストラクターさんには
「ちゃんと出来てますよ。大丈夫」と
慰められました。
ちょっと泣きそうな、そんな気分でした。
日を改めてもう一度仮免検定。
大きなミスもなく、合格。
教科も合格。
こうして、ようやく
路上に出られることになりました!
続く