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50代 運転免許取得までの長い道⑥ 高速 ~山梨県北杜市

技能教習も終盤に差し掛かると

何人かグループで受講しなければならない

項目もありましたが、

ほとんどその時間の申込みが

私1人しかいないということが多かった。

予約が混んでるはずなのに、

なぜだろう?

出来が悪くて、

よほど有名人になってるのか、私。

 

 

50分の時間を車1台に

3人同乗だと1人分の運転時間は少ないので、

3倍の時間インストラクターを

1人占めして運転できると思うとラッキー。

 

そう思うようにしました。

ポジティブに、ね。

 

 

高速教習に予約入れた日程は

4月27日。GWの前日。

事前の教科講習で

「うちの学校は高速教習では

 必ず100キロは出してもらいますから」

と予告されていたので、

どんな若者たちと一緒に

高速に行くのかしら?と思いつつ。

 

その日は朝から土砂降りで風も吹いて

よりによってこんな日に・・。

時間に集合場所に行ったらまたまた私1人。

インストラクターは私が心のなかで

軍曹と呼んでる50代後半の女性。

以前路上教習で1度担当してもらったときに

丁寧なんだけど半端ない貫禄に

圧倒された覚えあり。

 

軍曹の運転で学校を出て、途中で路駐。

私が運転席へ移り、

軍曹が「高速教習中」という札を

教習車につけて、

いざ出陣。

 

今日のコースは2時間かけて、

関越道を練馬から川越を往復。

まず目指すは練馬IC。

混んだ道を指示通り進み、

まずは初っぱなから

一方通行の道を逆送しそうになり、

叱られる、ショボン・・。

 

それでなくても、ど緊張してるのに、

ますます萎縮。

 

そして高速へ進入し、ETCレーンに並び、

いよいよ加速して

合流しなければならない直進道路。

 

もう心臓が口から飛び出しそうなくらい、

バクバクしてる。

 

ルームミラーやサイドミラーの確認をして、

軍曹のgoサインでなんとか本線へ合流。

 

ふーっと一呼吸して回りを見回すと、

ダンプカーとか大型車ばかりが、

バンバン飛ばしてる。

 

雨はざーざー降ってるし、

飛ばしてる大型車からの風としぶきに

横殴りにあおられる教習車。

コンパクトカーってこうなるのか、

などと思いながらも

ハンドルを持っていかれないようにするのに

精いっぱい。

そこへ

「はい、100キロ出して!」という命令が。

「あの、めちゃくちゃ怖いんですけど」

「出来ます!」とクールな一言。

 

頑張って出しました、100キロ。

 

どれくらい来たところでか、

ちゃんと車線変更もさせられました。

 

PAで休憩。

本来なら3人一組で行う

高速教習の運転交替地点。

とりあえず駐車スペースに車を入れて

一呼吸。その時間、約3分。

 

「さ、行きましょう」

の号令で川越ICまで行き、高速を降り、

下道で路駐して一呼吸。

ここも本来なら運転交替地点。

 

このあたりまでくると

私もちょっとは落ち着いてきて、

軍曹とお話しながら、

再び川越ICから帰路へ。

 

相変わらず怖い気持ちはあるけど、

まわりの流れに合わせてたら

気づかずに100キロ出してました。

 

「私は田舎で運転できればよいので、

 高速は今日教えていただいたことを

 復習するときが来るかどうか」

 

「大丈夫。今日はこんな天気だけど、

 晴れた日は高速をドライブするのは

 楽しいわよ」

 

「運転お好きなんですね」

 

「電車に乗ったことがほとんどないですよ」

 

きっと若い頃はやんちゃしながら、

ブイブイと飛ばしてたんだろうと

想像がつくような女軍曹、カッコいい。

 

今思えば、あの自動車学校、

圧倒的に男性が多いなか、

女性インストラクターは

そんなタイプが多かったのでした。

全員、ピリッとしてるけど、

男性より説明が上手。教え上手。

 

もう1人、個人的に大好きだった

女性インストラクターがいました。

そのかたのおかげで、

凹んでたときに気持ちを建て直して

前に進めました。

そのことは次回に・・。

 

 高速教習はそんなこんなで練馬ICで降り、

下道を通り、学校へ帰る途中で

「よく、頑張りましたね」と

軍曹に誉められました。

 

若い女の子だと、

気分悪くなったり、

終わって緊張溶けた途端、

戻しちゃうこともあるとのこと。

 

はは!!

そこは年輪、

50代女子の意地を見せましたわ。

とはいえ、高速だけでなく、

運転そのものが怖いんだけど。

 

翌日、次の教習を受けるために

学校へ行ったら、

軍曹が教習生3人を率いて

高速教習に繰り出すところでした。

ろくに運転技術もない教習生に

高速教習してくれるインストラクターって、

すごく根性が座っているんだろうな。

軍曹は高速教習専門なのかも、と思ったり。

 

1人で付きっきりでしごいてくださり、

ほんとにありがたいことでした。

 

おかげで、運転免許取得してから

何回かは友人に乗ってもらったりしましたが

今は怖いながらも

お山の家まで

中央道をひとりで運転できてます。

 

続く