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50代 運転免許取得までの長い道⑤ 路上 ~山梨県北杜市

入校から3ヶ月で無事仮免検定に合格し、

2015年2月下旬からようやく

第2段階に入った自動車学校ライフ。

学科の時間は仕事のオフ日や

仕事帰りに2~3時間ずつ、

効率的に通い、だいたい終了は21時。

送迎バスに乗り込み、

自宅近くで降りると

21時半すぎでぐったりです。

この時期は仕事が

あまり忙しくないことが幸いでした。

学科は地道にこなしていけば

何とかなる・・。

 

問題は運転です。

 

仮免教習中みたいな表示をした教習車。

あれって知らなかったんですが、

インストラクターの運転で

助手席に座って校外へ。

路上駐車できるエリアで運転席に替わり、

インストラクターの補助ブレーキとともに

その時間の課題をクリアしていく・・

そんな流れで教習が進みます。

免許を持ってる方は

もちろん経験のあることでしょう。

でも、これまで運転に興味のなかった私には

未知の新しい世界。

 

技能教習の1時間目。

まずは大きな公園の回りに沿った、

比較的に交通量の少ない片側一車線の道路を

言われるがままに運転。

時々交差点を右折や左折。

そのたびに「ミラーを確認してくださいよ」

などと言われるのですが、

前しか見られない。

ハンドルにしがみつくから身体はコチコチ。

学校内コースでやってた通りには

いかないんです。

だって車はいっぱい走ってるし、

交差点なんかはもう怖い以外の

なにものでもない。

「緊張してますねー」

「えぇ、だって、車が

 みんな私に向かってくるように思えて、

 怖いです。」

「大丈夫、学校内コースのほうが

   初心者ばかりで、

   暴走したりするから危険ですよ。

 路上に出ると、危ない教習車をみんな

    避けてくれますから」

 

笑ってしまったのは、

このエリア、やたら教習車が多いこと。

私が通っていた自動車学校以外にも

2つの自動車学校教習車が行き交っている。

いくら大型の公園があって

真っ直ぐの道路や

適度なカーブがあるからといっても

ご近所のかたにとって、

もたついている教習車がたくさんいると

さぞや迷惑だろうかと思われますが・・。

 

路上3時間目くらい

指示された通りに進んでいったら、

片側2車線の交通量の多い道へ出ました。

 「ここはどこですか?」

「川越街道です」

「ひえ~!(怖いよ~~~)」

 

4時間目くらいには、

なんと環八に連れていかれ、

いきなり下り坂&トンネル。

「ライト点けてください」

「え?ライト?

 (わからない、どこ回すんだったっけ?)」

ぐずぐずして車のスピードが

落ちたところへ、

後続車からクラクション!

 

インストラクターが手を伸ばして

ライト付けてくれて、

私もなんとかトンネルを無事通り抜けられ、

パニックもおさまったころ、

インストラクターが言いました。

「女性でしたね。

 将来、ああいうふうになっては

    いけませんよ。

 教習車にクラクション鳴らすなんて、

   信じられないな~」

 

いくら助手席には補助ブレーキが付いてて

インストラクターが一緒だとはいえ、

生きた心地しないひとときでした。

 

しかし、この路上での技能教習、

まだまだ怖い思いはこれから続くのでした。

 

教習課程が進むと

方向転換や縦列駐車などの試練もあり。

そのときに当たったインストラクターは

検定員の資格を持つ超ベテランで

説明にまったく無駄がない。

「1発でできる方法を教えます。

 できなかった人はいません。

 後ろの窓のこの辺りが

 景色のこの線上に見えたら

   ハンドルきって!」 

とかもう検定対策バリバリ。

「車種が変わったら、できないよな~」 

とか思いつつも、

そんなこと言っていられない状況なので、

言われた通りにやると

「あら不思議、できちゃった」

 

あとでしっかりメモして復習しました。

 

技能教習、夜は怖いので初めのうちは

昼間、2時間くらいずつ。

慣れてきた頃からは、

仕事がオフの日に

夕方や夜間の教習も

予約するようになりましたが、

連続した2時間をとれないことも多く、

待ち時間を潰すのも大変。

待合室やロビーは、

同じく時間待ちしている若者で

溢れているので、

近所のマッサージに行ったり、

マクドナルドで学科の勉強したり。

数十年ぶりに学生気分。

 

GW頃までには何とか終わりにしたいし、

日程的にもあまり間隔を開けず

技能教習を受けなきゃと

 朝1時間運転

→40分くらい電車に乗って仕事へ

→戻って夕方から1時間運転

→夜はまたまた仕事へ

 

こんな日もありました。

 

なんだかもう、

元気なのか、

疲れているのかもわからない、

妙なハイなテンションが続きました。

 

今から思うと我ながら、

よく体力がもったな、と。

気力だけは負けない!という変な自信と

入校から卒業検定までの期限が

10ヶ月というプレッシャー、

その2つが私の原動力でした。

 

続く